Captain Teaの音街道日記
懐かしい思い出や最近の出来事から未来の夢まで聴きたい音楽とともに綴ります
ボコーダーの進化形?
 発表時には小さい写真を短い記事だけでよくわからなかったRolandのVP-550が,カタログページとしても登場しているので内容チェック。(本文よりも「Q&A」の方が解りやすかったりする。)
 主たる機能である「ボーカル・デザイナー」は,ボコーダー的な使い方の他に,シンセが持っている声的な音源をマイク入力と鍵盤でコントロールして“演奏する”らしい。あと他にストリングスやベースの音源を持っているが,役割としては前述の“声シンセ”のバッキングとして備わっているようなのであくまで“オマケ”といったところか。
 このようにボーカル・デザイナーは弾き語りのように使い,そこに音声入力という不確定要因もあるので,LIVE志向の強いキーボードと言えるかもしれない。いずれにしても,デモソングやデモビデオを見てみないことには実際の様子はまだはっきりとは解らない。

ローランド ボーカル&アンサンブル・キーボード VP-550ローランド ボーカル&アンサンブル・キーボード VP-550
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不明

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テーマ:楽器 - ジャンル:音楽

「とっておき」のひととき
 今日は平松愛理の初期のアルバム〜「とっておきの20秒」を紹介。
 アルバムを通じて感じるのはとにかく張りつめた緊張感。いきなり「駅のない遮断機」で踏切のシーンが登場。地名が無くとも神戸を感じるご当地ソングでもあるが,一瞬の渡るチャンスに人生をなぞらえている。「ガールフレンド」では教会に響くコーラスのイメージが結婚の夢と衝撃を荘厳に演出しているし,「私を忘れて」ではすれ違う男女の研ぎ澄まされた痛みが表現され,「とっておきの20秒」ではその短い時間に愛のすべてをかける女の術が披露され,といったクライマックスの連続な物語が展開されていく。しかし最後には「朝のホームで」のちょっとした出来事によって,束縛から解放されて大空へ向けてのびのびと生きる道を主人公は進んでいく。
 素朴な思いがストレートに表現された聴き応えのある一作。

とっておきの20秒とっておきの20秒
(1989/11/21)
平松愛理

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テーマ:お気に入りの曲♪ - ジャンル:音楽

ヴォーカル・ソフトシンセ「KAITO」リリース!
 CRYPTONからVOCALOIDシリーズの日本語男声版「KAITO」が明日発売になる。製品情報のページではデモソングも増えていた。
 そのデモを聴いてみたが,「アカペラ風」が結構サマになっている。女声版の「MEIKO」では重ねてコーラスにすると昔のヴォコーダーっぽいいかにも機械的な“音”に聞こえたが,「KAITO」でのコーラスは人間らしさが出せていると感じた。一方で早口は苦手のようで,言葉がなめらかに流れていないフレーズが耳に付く。
 でもそれぞれの特徴を知って活かせば,面白い作品作りに役立てられそうな気もしてきた。

Vocaloid Kaito Vocaloid Kaito
Windows (2006/04/07)
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テーマ:音楽ニュース全般 - ジャンル:音楽

自由と孤独とプライドと
 寺尾聰のヒット曲「ルビーの指環」,「SHADOW CITY」,「出航〜SASURAI」を含むアルバム。といってもいわゆる“後世”になって作られた“ベスト盤”ではなく,シングルがヒットしていた当時に出たLPがCD化されたもので,このLPも大ヒットした,「Reflections」はそんな作品である。
 内容はとにかく洒落て粋で格好いい。こんな男はなかなかいるもんじゃないだろう,みたいな大人の恋の物語を,あの渋い声が落ち着いたリズムに軽快に乗って歌いかけてくる。自由を求めれば代償として孤独が訪れるがそれでも譲れない男のプライド。時に共感し憧れて,時に現実離れした主人公の生き様。それこそ“最近の歌”では味わえないこだわりの人生を満喫できる一作だ。

ReflectionsReflections
(2000/12/06)
寺尾聰

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テーマ:邦楽CDレビュー - ジャンル:音楽

休日のYMO
 YMOや各メンバーのアルバムは散解後にも多くがCD化されている。そんな中からこの1枚〜「サマー・ナーヴス」by“坂本龍一&カクトウギ・セッション”。
 YMOスタートの頃に出たこのアルバムに参加しているのは坂本龍一の他,高橋ユキヒロ,矢野顕子,松武秀樹といったYMOのライブ等でお馴染みの面々がいて,さらに細野晴臣作品もあったりして,YMOの別バージョンとも言えよう。
 で,内容はというと,テクノな音色やリズムそしてヴォコーダーが活躍しているとはいえ,作品はなんともポップでフュージョンの香りも漂っている。そして何よりキョージュの歌が全開なのだ。肩の力が抜けた遊び心いっぱいの,YMOとはまた色合いの違う楽しさを味わえる。
 YMOがフォーマルな真剣勝負なら,こちらは休日のプライベートな彼らの音楽生活を見ている気分になれる。坂本龍一を始め彼らの魔術がいかに奥深いかとあらためて感じられるそんなアルバムだ。

サマー・ナーヴスサマー・ナーヴス
(2005/03/24)
坂本龍一&カクトウギ・セッション

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テーマ:本日のCD・レコード - ジャンル:音楽

抑圧の産物
 音楽人生回顧録のシリーズで取り上げたYMOはアナログシンセ+アナログLPの時代の文化。その後CD化されていったが,私が最初に手に入れたYMOのCDは「公的抑圧」(Public Pressure)だった。
 大反響のワールドツアーからの収録なのだが“諸事情”によりギターのチャンネルがカットされ,代わりに後からシンセで追加がなされるという,なんとも不思議な行程で仕上がったアルバム。だがそれがまた独特の色彩を生み出し,「東風」など素晴らしい味わいになっている。
 素直にこの時期(1979)のライブの雰囲気を楽しむなら「Live at Greek Theater 1979」の方になるが,この圧力をも芸術に変えてしまうからくりに満ちた「公的抑圧」の方がYMOらしさを感じられるオススメのアルバムと私は思う。

パブリック・プレッシャーパブリック・プレッシャー
(2003/01/22)
YMO

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テーマ:おすすめの一枚 - ジャンル:音楽

前を向いて生きるメッセージ
 そんなわけで次は渡辺美里の2作目のアルバム〜「Lovin' you」は2枚組。内容としては,その後のスタイルがある程度確立された作品であった。
 声質も全作よりも強く太くなった感じで今の美里とそんなに変わらない。それから小室哲哉や岡村靖幸といった作家達を歌手と一緒に世に広める戦術もあって,彼らの展示会的な部分も感じられる曲の並びだった。曲のカラーはそれぞれが似ているので「あぁこれはアイツのかぁ」みたいな聴き方になったりもする。
 そんな中でやや異色な存在である「君はクロール」,「Steppin' Now」そして「男の子のように」が私は好きだった。奇しくも作詞が美里自身だったりするのだが,ダンスナンバー的なのが多い中にあってしっとりと歌い上げるこれらの作品が切々と心に響いたものだった。後のベストアルバムに「男の子のように」が入っていたが,案外この路線が人気だったのかもしれない。そんな曲群の延長にある最後を飾るタイトルチューン「Lovin' you」が不朽の名作であるのは言うまでもない。
 美里といえば元気いっぱいのイメージも強いが,決して弱さを否定せずに向き合い,悲しい事は素直に悲しみ,聴く側と同じ高さの視線で前を見据えて歩いていく,そんな表現力が勇気とそして共感を与えていたように思う。

Lovin’YouLovin’You
(1991/07/01)
渡辺美里

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テーマ:j-pop - ジャンル:音楽

渡辺美里の出発点
 棚に並んでいるCDたち。懐かしい1枚。ふと聴いてみたくなることがある。
 さて「eyes」はその後20年余りにわたってライブ等で活躍を続けている渡辺美里の1stアルバムである。今聴いて感じること。なんとも声が細い。いや間違いなく美里の声ではあるのだが,声質は何というかか弱い。それでもその声で精一杯力強く歌おうという気合いは伝わってくる歌が並んでいる。
 本人による作詞は2作品のみだが,全曲が彼女自身のメッセージのように心に届くそんな表現力を持っていた。アイドルでもなければハードロックでもない。若者達が日々感じる疑問や不安を一緒に悩みながら一緒に前へ進む,それを自分の表現で伝えて強制的ではない共感を勝ち取る,そんな歌い手だったと思う。
 広く知られてからとは色合いが異なる「生まれたて」の美里にも,また別の味わいが感じられる。

eyeseyes
(1991/07/01)
渡辺美里

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テーマ:邦楽CDレビュー - ジャンル:音楽

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